※※※アドベントカレンダーにアフィリエイト貼らない主義なんですけど
今回自分で撮影してない画像の一部をアマゾンアフィリエイトから借用して表示しています。
去年のクソみたいなアドカレ記事で紹介した電気錠の運用記録
https://adokare.blogspot.com/2019/12/blog-post_17.html
こいつは職場でバリバリ使っており、
設置しているドアでは1日平均65回開閉と多いのでなかなかいいデータがとれる。
試作段階
Arduinoスターターキットに付属したSG90を使っていましたが、早々にギアが割れて破損した
秋月電子でMG90SSという金属ギアのマイクロサーボを購入
2019年5月18日 1号機設置
設置から10日ぐらいで不具合が2つ見つかる
1.ドアが閉じて施錠される前に開くと、ドアが開いたまま施錠される仕様バグ
→ドアが開いている(リードswが磁石から離れている)状態は施錠未施錠いかなる場合も強制的に解錠するようarduinoスケッチを変更した
鉄ドアの外から磁力を消す方法はなさそうなのでまあええやろ
2.電気錠の電源ACアダプタと同じコンセント回路で電気ケトルを使うと稀にSPIカードリーダーが応答しなくなり再起動するまで治らない。
→理由はよくわからんが事実として書いた通りのことが起こる
似たような不具合を過去に踏んでおり、電源ACアダプタ変更で発生しなくなる
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-00024/安定動作確認が取れている秋月のACアダプタNP12-US0620に変更した
(これの5v版は安定しなかった)
(気休めにフェライトコア入れても効果はなかった)
この不具合のおかげで、扉の外から再起動できないのは良くない設計だということにも気づき、
リーダー側にリセットボタンを追加した。
6月10日2号機設置
サーボモーターは1号機から移植
電源周りを6v化に対応
停電時のバックアップバッテリー搭載
6月23日3号機設置
サーボモーターは2号機から移植
8月19日サーボモーター故障
これは自然故障ではない
私以外の誰かが興味本位で分解して間違った組み立てをした模様
組み立てを間違ったのでモーターがどちら方向にも動かずに焼損した
アリエクスプレスで買ったMG90Sに交換
9月16日サーボモーター故障
たった28日。
これは初期不良としか言いようがない
まるで反省点がない。
秋月で買ったMG92Bに交換
MG92Bはデュアルベアリングで耐久性が高そう。
10月24日
施錠されているドアが勝手に解錠されてしまうとの報告
報告から数時間でみるみる悪化して扉が閉まらなくなる
調べると開閉検知のリードSWが故障していた。(4ヶ月)
症状からリードSWの真空抜けと判断。
足曲げの加工の際にガラスにヒビでも入ったのか
はたまた初期不良だったのか
2号機からリードSWを移植して復旧
その後同じ不具合は出ていない
2020年6月6日サーボモーター故障
【連続稼働264日(9ヶ月)】
初めてまともに寿命まで使い切った。
サーボモーターを交換
アリエクスプレスでMG91というMG90のデュアルベアリング版を交換モーターとして買っておいたのだが、いざ装着してみると明らかに品質が悪い
V字に45°しか動かさないはずのサーボホーンの停止位置が大きくずれている
気まぐれに正しく動いたり動かす度に挙動がちがう。
停止中にブルブルうるさいなどの症状が見られる
サーボホーンの付くギアの大きさも違うのでなんか色々思ってたのと違う。
5個買って5個とも粗悪品だったが他に予備品も無いので比較的まともそうなやつを選んで装着した
執筆時(2020年11月30日)
意外にも粗悪なサーボモーターはトラブル無く稼働中
総評
勝手に分解されて壊されたり部品の初期不良だったりこんなんノーカンやろみたいなことが多かった。
寿命まで完走したサーボモーターで1年持たないのは残念だったが、開閉回数でみれば1万7000回はよくもったなあという感想。
私の環境だと半年に1回モーターを交換すれば寿命によるトラブルを避けて運用できそうだ
いや、故障時はすぐ気づくので別に回避する必要も無いんだけど。
電気錠の電源切ってシリンダーキー運用に切り替えるだけだし。
開閉回数1万7000回は、自宅の玄関ドアの開閉回数が1日平均5回のドアであれば9年、平均10回のドアであれば4.5年持った計算になる
データが少ないのでこれを平均寿命とはすることは出来ないが、今動いてるモーターも半年弱元気に稼働しているのでそう悲観的な話ではなさそうだ
以上、Arduino アドベントカレンダー1日目からArduino色が薄い記事でした